コカ・コーラクリアのマズイ評から考える味覚の話。

先日Facebookに掲載した日記の再利用。

 

先月くらいですかね、コカ・コーラ社から発売されたコカ・コーラクリアですが、飲んだ方の意見を聞くと「クッソマズイ」とかいうものが多かったので、期待してたんです。ものすごい期待してたんです。Twitterどころかリアルでも聞いたし。

 

www.cocacola.jp

 

私は謎飲料やマズイものに目がなく、あちこちで変な飲み物を見つけては嬉々として飲む、というのが半分ライフワークになってるんですね。そんな私ですから、マズイと聞いたら黙っちゃいられねぇ!と思って意気揚々と飲んだわけです。

 

…ほう。

 

なーんの面白みもない普ッ通の味でやんの!

極端にうまかったりはしないんですが、期待を大幅に裏切る何の変哲もないゼロカロリーソーダで、感想を端的に申し上げますと「クッソつまんねぇなお前!」ですよ。

みんなの反応を見るに、飲んだ瞬間に脳天にマズさが駆け上がりアドレナリンがドッパドッパ噴き出して即イキかけるくらいのことはしても良いんじゃないかと思ってたんですが、期待してただけにとんでもない肩透かしでした。決まり手は、肩透かし。

コレだったら過去に飲んだ三ツ矢サイダーのゼロカロリー版のほうが得体の知れないワクワクする味でしたわ。

 

で。

コレで終わるとただのつまんない話なので、他の人の味覚と私の味覚の感じ方の違いについて、ちょっと考えてみたんです。

 

それで思い出したのが、ちょっと前に話題になってたこちら。

togetter.com

 

よくよく見てみると、ここで触れられている味覚の判断基準って、味覚オンチかそうでないかに限らず「美味しいかマズイか」しか無いんですね。これが一般的な判断基準だとしたらそりゃー相容れないわ!と。

 

普通の人は「美味しい/マズイ」で判断してるかと思うんですが、私の場合は「美味しい/マズイ/食感の良さ/悪さ/好きな感覚/嫌いな感覚」って感じで、XYZ軸かそれ以上の要素が絡んでたりするんですね。

たとえば過去あった例として、前の職場でお昼にパンを食べてた時、当時の上司に「Fujituboくんいつもパン食ってるけど、パン好きなの?」って聞かれたんですね。私はパンは嫌いなので「いや、嫌いですけど」って答えたらおかしいよ!って突っ込まれたんです。

私がパンに対して思っていることは、味がどうこうではなく、何となく存在が気に食わないということで、そういう意味での「嫌い」だったんです。ただ昼食としては量とか腹持ちとかがちょうど良くて、当時は甘いものが食べたかったので、ルーチン的に毎日食べてたんです。(コメ派ですけどおにぎりは甘くないし量が多いので。)

 

 

このような私の感覚はほとんど理解されないまま、私はおじさんと呼ばれる年齢に差し掛かってきたんですけど、最近なんとなく「もしかしてみんな好き=ウマイ、嫌い=マズイって考えてる?」ということに気づいてきたんです。

そりゃーたしかに、相容れないわ。

 

ということを、コカ・コーラクリアを飲みながらボケーッと考えていたんですね。どうなんでしょう…当たらずといえども遠からず、的な感じなんじゃないでしょうかね。さすがに今まであんまり同意されたことはないですが。

 

 

Fujituboは、ペプシキューカンバーを応援していました。