『タフな人』がどういう人かを考えてみた
今日つけたブコメにちょっとスターが付いたのでそれについてちょっと話すよ。
これに対して
無神経でタフと思ってる人は何かあっても反応する方法を持ってない人だったりもするので、そういう人にあんまり無神経に負担を強いたら簡単に壊れるんだよね。
というコメントを付けました。それに対してのちょっとした深掘りと補足。
ちなみに『無神経でタフ』、っていうのは元増田の本文冒頭の一文です。
旦那が精神的に働けなくなった。
無神経でタフな人だと思っていたけど、半年ほどであれよあれよと無職になった。
引用:旦那が主夫になって思うこと
本文中では旦那さんがどういう気持で働いていたか、自分がその立場に立って改めてわかったということが書かれています。仕事をし、家族を支えるプレッシャーを抱える旦那さんに対して子育てや家族のことをネチネチと文句を言ってしまっていた、それが負担になってしまっていたのだなということ。
この気付き自体はいいと思いますし、これをきっかけに家族としてのあり方を考え直して家族全体が幸せになる方向を模索していただければそれはそれでいいと思うんですよね。正直なところ他の家族に対してあーだこーだは言っても無駄です。だって私他人だし。
まあ、ちょっと話がズレたので本題に戻しますと、増田が言っていた『無神経でタフ』って状態について。まあ、無神経とタフは違う話なので切り離して『無神経』と『タフ』にしましょうか。私が主に言いたいのは後者の『タフ』についてです。
人付き合いにおいて『タフ』という印象を持たれる人間、大きく分けて3つの特性を持っています。
・精神的な剛性が高い
・精神的な柔軟性が高い
・精神的な状態について鈍感である
おそらく増田の旦那さんは一番下の「鈍感」なタイプだったんじゃないかと推測されます。他人に対して鈍感なタイプって自分に対しても鈍感なことが多々あります。(自分、他人をひっくるめた)人の心の機微を読み取ることができず無神経な態度をとってしまうのは、あえて読み取ることをしないか、読み取る能力がないかです。
もちろんあえて読み取ることをしないというのは相手を偽っている状態ですから、普通の人だとどこかで隠しきれずにボロが出る可能性が高いです。まあ、この場合はボロが出るというよりも嘘をつき通せなくなったということなのでボロとは違うんですが。
で、結婚して長い付き合いがある中で増田が「この人は鈍感だ」と思うくらいですから、ボロが出てない=心の機微を読み取れないのは演技ではない、という可能性が高くなります。
で。
こういう鈍感なタイプに負荷をかけていくとどうなるかと言うと、自分でも気づかないうちに潰れます。だって自分は大丈夫だと思ってるんですもん。原理は違いますが茹でガエル理論のごとく、SOSを出したときにはもう手遅れです。
※話に直接関係ないんで色を変えてみるよ。見なくてもOK
他にも元増田をみていると「旦那が煮え切らないからいつも私が決めた」みたいなセリフが散見されますが、旦那さんの意見を聞いたり話し合ったりと言うのはしなかったんだろうなぁと。いや、正確には下のかもしれないけど旦那さんが話すことを否定したり、感情で押し切ってしまったりしたんだろうなぁと。二人目の子供の時の「離婚してでも産むと結論を出した」って下りからも、経済的な問題や環境の問題で難しいよなぁという意見があったとしても「じゃあ堕ろせって言うの!」って凄んでそうだもの。
まあ、このあたりは私のゲスパーなので、話半分にどうぞ。
一方で剛性が高い人、柔軟性が高い人は自分がどういう状態かというのを鈍感な人よりも把握している可能性が高いので、SOSを出したときでも対処は可能だったりします。
ただしその見極めってのは非常に難しいので、結局の所人間関係で相手を潰さないためには
・相手と信頼関係を構築した上で
・きちんと話し合って
・自分と相手の状態を確認し合う
ことが重要なんではないかなぁと思うわけです。
ちなみに私は鈍感な人です。
ですのでみんな、私に優しくするといいよ!
では。