IQ188の天才がいたという話題を目にした
IQ188の若者が壮絶な人生を送っているらしい、という情報を聞いたので、IQの話が三度の飯くらい好きな私としてはいっちょ噛みしたくなるので調べてみることにした。
調べた情報によると11日放送の「1番だけが知っている」という番組に出演したようですね。
アオリ文はこんな感じ。
IQ188の頭脳を持つ天才がテレビ初出演!
4歳でバイオハザードを全クリア
わずか3ヶ月で英語をマスター…
そんな天才は今?驚きの真相が!
なんというかIQの算出法であるウェクスラー式もビネー式も上限が160(※参考リンク)なので「IQ188」って時点で割と眉唾で考えたほうが良いかもです。信頼度が高いものだったとしても「測定上160までしか出ないがそれ以上高いことが明らかであり188程度と推定される」くらいに捉えてたほうが良いかと思います。あ、このあとの考察はいちおうIQ188が真実だと仮定して書いてますよ。
でもって。
番組を直接見られなかったんですが、いろいろと情報調べたところこんな感じの情報が見つかりましたっと。
IQ188の日本人 太田三砂貴(おおたみさき)が凄い!メンサやOLYMPIQ societyに入会!年齢や経歴wikiプロフィールやインスタ写真は? | Tonboeye
「天才系クズ」IQ188だが才能のない凡人について - Togetter
IQ188の高校生が専門進学するも学ぶ内容をすぐに理解して中退、IT会社に入社したら高卒なのでコールセンターに回された話から始まるアツいやりとり - Togetter
そこでわかった壮絶な経歴というのが
プログラミングの専門学校に行く
↓
学習カリキュラムを全部理解したので3年のところを1年で中退
↓
IT企業に就職するも学歴が高卒なのでコールセンターに回される
↓
日本は学歴社会なので海外に活路を見出し渡米
↓
3ヶ月で英語をマスター
↓
就職しようとするも学歴がないためNG
↓
帰国して大学進学を計画中
と。
ちなみにIQは高いけど、IQは学力と結びついてるわけじゃないので東大に合格できる実力とは程遠いとのこと。
あとは挙げられているエピソードとして
・5歳までに国旗や星座、電車など丸暗記できた
・小さい頃から作品を見るとその人の知能指数が大体わかった
・4歳でバイオハザードを全クリア
・3か月で英語をマスター
・誰にも習ったことがないのにピアノが弾ける
・感性だけで画法が分からなくても描けてします
・16歳にして独学で交響曲を作曲できた
・MENSAの入会テストを最年少合格
・ブレーズ・パスカルの哲学書「パンセ」を常に持ち歩いている
・自然が教科書
引用:IQ188の日本人 太田三砂貴(おおたみさき)が凄い!メンサやOLYMPIQ societyに入会!年齢や経歴wikiプロフィールやインスタ写真は? | Tonboeye
ははぁん。
考えられるところとしては…動作性凸の異常値、もしくはギフテッドかなぁというところなんですが、完全に個人的な感想としては、何となく前者じゃねぇかなと思ってます。挙げられているエピソードにギフテッド要素が薄くて、動作性が極端に高ければできそうなものばかりだという印象があります。IQ188ってのも、動作性のみが188というオチじゃねぇかなと。だとすると、学力が東大進学に遠く及ばないというのも理解ができる話なんじゃないでしょうか。
あとは壮絶な人生とは言いつつもこの人自身が目的を持って行動しているようにはどうしても見えないので、なんとなく流されてる感が目につくんですよね。MENSA受験も、専門学校進学も、渡米も、帰国後の大学進学計画も、個人の意志じゃなくて誰かに言われてやったように見えるんですよね。なーんとなく。
周囲の人間が「この子は凄いっぽいぞ!」といろいろやらせてできちゃうから調子に乗る、だけど本人はやる気がないから学校の勉強しなくて成績も奮わず大学進学できず、でも親はなんとかしたいからとりあえず本人が興味を持ちそうな(もしくはなんとかなりそうな)IT系専門に進学させて見た、とか。
私の印象かつ完全な仮定でしかないので理解のない周囲がガチガチに縛り付けて本人に自由なことを何もさせなかったという可能性もあるんだけどさ、それにしても専門には進学してるし、なんなら渡米までさせてるんだよね。
(ちなみに高校は偏差値60の中高一貫校らしい)
なんというか、ここから先は情報がないとなんとも言えないので言及は避けるんだけどね、何となくモヤッとしたものは感じた。
なのでまとめとしてはこんな感じです。
・IT高いのかもしれんが多分動作性凸じゃないかな、それもかなり大きめの
・EQとかメッチャ低そう
・この子に興味ある大人は研究目的だろうなぁ
ちなみに私が動作性凸の134なんですが、それでもこの人の持ってる感覚を理解はできないので、正直なところ相当生きづらいんじゃないかと思ってます。個人的には、この人を「うまくコントロールできる」理解者が現れてくれることを願うのみです。