マイクロソフト重鎮のIQの話を見て思うところを少々。
興味深い記事を発見。
元マイクロソフト役員のBrad Silverberg氏が、ビル・ゲイツ氏とスティーブ・バルマー氏について述べています。両氏とも非常に頭が良く洞察力、記憶力に優れているということでした。
詳しい内容は記事を見てもらうのが良いのですが、これは追記部分を見てもらわなければ始まりません。追記にはこう書かれています。
追記
Microsoft在籍時に学んだことの1つは、頭が良くても常に正しい答えを出せるわけではないということです。
この方もマイクロソフトの役員を勤めるくらいですから相当に能力のある人なのでしょう、その方をもってしても「頭が良い人間は全てにおいて正しい答えを出すことができる」という認識を持っていたということです。
おそらく低IQ~普通IQレベルの人間にとって高IQの人間がやることは魔法か何かに見えてしまうのでしょう。
昔から「高度に発展した科学は魔法と見分けがつかない」なんて言葉もあります。
(これ調べたら「クラークの三法則」の一つとのことです)
自分の想像を遥かに超えるものに対して人は状況を正しく判断することが苦手です。これは科学だけでなく技術ですとか技能に対してもそうだと言えます。
楽器の演奏が非常に得意な人がギターの速弾きをしているときに、楽器の演奏の素養がある人は「ここでこのテクニックをこのスピードで入れている」というのはわかるんじゃないかと思いますが、楽器の演奏をしたことがない人からすると「なんだかよくわからないけど早くて凄い」という感想しか持てないんじゃないでしょうか。
ただし速弾きの人も全てにおいて完璧に演奏できるわけではないですし、コンピュータプログラムもバグが出ますし、単純な機械動作であっても故障することはあるでしょう。全てにおいて完璧なもの、というのは存在し得ないというのが私の持論です。
そのため高IQの人間が判断を誤るというのは、何ら珍しいことではありません。
というかIQって頭脳を回転させるエンジンの役割しか無いから前提となる知識が間違ってたらフツーに事故るぜ。
あぁ。言いたいことが一言で済んでしまった。
私は高IQ郡ではないですが上位層には属しているので感じるところはあるんですが、世間っていわゆる「頭の良い人間」に対してすっごい雑で乱暴な扱いをしますよね。まるで「お前は頭がいいからそれくらいわかるだろ」とでも言わんばかりの。
頭の悪い人間はさぞかし生きやすいでしょうねぇ!と。これは煽りでもなんでもなく、真剣にそう思う。
ちなみに説明する暇がないんで便宜上「頭が良い」「頭が悪い」という表現を使ってますけどこの表現すっごい嫌いなので本当は逐一説明したい。
(頭の善し悪しという表現を使うのも“頭の悪い”発言ですよね…)