センスが良い、というのは幻想です。センスが悪い、というのは言い訳です。ただし例外もある。
唐突な思い出し案件。
何かをやるときに「俺はセンスないから」なんて言い訳をしてやらない人をたまに見ます。絵を描いたり、デザインしたり、クリエイター関係のものに多いですかね。
こういう人ってセンスをなんだと思ってるんでしょうかね。
正直なところセンスなんていくらでも磨くことができると思います。
そもそもセンスって辞書的な意味だとこんな感じなんですが
物事の感じや味わいを微妙な点まで悟る働き。感覚。また、それが具体的に表現されたもの。
ここで「感覚かー」って逃げちゃうからダメなんだと思います。というかセンスを超能力かなにかだと思ってるのかもしれませんが、ものっすごい単純化してしまうと「感じること」「表現すること」が出来れば良いわけです。
感じること、表現すること、そのどちらもベースになるのは知識です。物事に対する知識を習得し、判断基準を知り、実際に判断してアウトプットすることで、センスというのは磨かれていきます。
「適切な解像度で物事をインプットし、適切な形でアウトプットすることができる」というのが世間一般におけるセンスの正体です。ほら、できそうな気がしてきたでしょ?
なので、センスが無いとそこで打ち切ってしまえばあとは試合終了でございます。安西先生、バスケがしたいですなんて言っても「ほっほっほっ」とか言われてスルーですよタプタプ。
ちなみにこの方法で、100点満点の70点程度は取れるようになるんじゃないかと思います。「70点じゃセンスがない」とか言うかもしれませんが世間の連中は良くて40点です。周りはセンスが無いんだからハッタリ噛ませば「そっかぁ」ってなりますって。
で。
矛盾するようですが知識を得てインプットを磨いても壊滅的にセンスのない人間っていうのはいます。一般的に空気が読めないとか言うタイプに多いような気がします。私もその一人なんですが、認知が歪んでいても同じようになりますね。
こういう人は適切な知識を得てもきちんと咀嚼できないのでアウトプットがグチャグチャになります。
あと私の場合は物事の評価軸が他の人とズレてるのも原因です。
以前日記で味覚についての話を書きましたが、これも似たような話ですかね。
世間の大多数と評価軸が違うゆえに、自分にとってセンスが良いと判断するものであっても、一般的には悪趣味と言われると。
まあ、その状況で「世間はわかってくれない!!!」って闇落ちするやつもいるんで、難しいところです。私?諦めてますよソンナモン。センスが悪かろうが出してゴリ押しするだけです。厄介なムーブを決めろ!