馬鹿の考え休むに似たり

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ってタイトルをつけてさあ書こうと思ったら、実はこの言葉って「下手の考え休むに似たり」が正しくて、碁や将棋などの場面で下手なプレイヤーが長考しても良い手は思いつかず時間の無駄でしか無い、ということを揶揄して言う言葉だったという事がわかりましたよ。で、「下手の~」を元にして「馬鹿の~」が生まれたと。

 

いやはや、調べるって大事。

 

で、本来書こうとしてたことなんですが。

私が言われたわけではないんですが(言われた事自体はあるよ)、「考えれば普通わかるよね」という言い回しをする人がいるんですよね。そういう言い方をする人に違和感があって。

 

※一応この記事↓を見て浮かんだネタではあるんですが実はそんなに関係はないです。

dain.cocolog-nifty.com

 

人によって思考する力、得意な思考ジャンル、思考して結論に至るプロセスって様々だと思うんですよね。それを十把一絡げにして「考えればわかる」ってそれどんだけ暴論だよと。それくらい考えてわかんねぇのかよ(皮肉)と。そう思わずにはいられないのです。

ちなみに特定ジャンルの思考力を伸ばしていくためには、「知識を得ること」「得た知識を元に思考すること」を地道に繰り返していくしかありません。知識を得ることで「常識的に考えて~」の「常識」をより多く得て、思考する土台を作ります。繰り返し思考することで脳の思考プロセスをつなげ、強固にすることができます。

 

というわけで、考えればわかるだろと「言う」側は、相手が考えてもわからない場合のことも考えなくてはいけませんし、考えればわかるだろと「言われてしまう」側は、考えてわかるための努力をしなくてはいけないのです。

最初は補助輪を付けて走って、慣れたら補助輪を外す感じですかね。たぶんすでに思考できてる人は普段どう考えてるかというコツはあんまりわかんないと思います。転んで慣れるなんて言葉もありますが、それが近道かなぁと。