人から熱量をもって勧められると途端に冷めてつまらなく感じてしまう

先日バズった、ドラゴンボールを無理やり読了した記事を読んで、タイトルのことを思い出しました。

 

当該記事を呼んでいない方は↓を見れば流れがわかるかと。

 

togetter.com

 

僕自身、他人が熱中していてそのノリで勧めてきたものに対しては率直にウッぜぇなと思ってしまい、見たいと思わなくなります。熱量をもって勧められることが正直苦痛に感じます。

 

一例として、僕が高校生の時にエヴァンゲリオンがとても流行りまして。アスカのポスターを天井に貼るくらいドハマリしていた友人が「騙されたと思って見ろ!」などとやたらと勧めてくるので、4話くらいまで見て「…見とれんわ」と思って視聴をやめた経験があります。

※ちなみに私は地方在住だったので、関東で盛り上がった物が満を持して地方上陸というタイミングで勧められ、毎週土曜朝6時に放送というスケジュールで視聴したため一応1話から追ってました。

 

正直なところエヴァンゲリオンって難しい作品だと思います。神話やファンタジーに対する前知識、オタクコンテンツに対する理解、その他諸々が噛み合って初めて面白いと感じる作品でしょう。

私は感受性に乏しくだいたいの作品を大雑把な視点で捉えるため、基本的に「面白い」「ふつう」「うん、まあ…うん」くらいの評価軸でしかコンテンツを見れません。その中で後にも先にも「なんか不快で能動的に視聴をやめた」作品はコレくらいです。

 

今見たら全く違う評価はすると思うんですが、当時はこの作品を視聴する下地が出来ていなかったと思います。そんな状態でコンテンツを無理やり食べさせられたらそりゃ嫌いにもなるよ。

 

基本的にコンテンツって自分が好きで見るもんだと思っているので、相手に押し付けられたと判断されるものは見るべきではないと思ってます。押し付けられた時点で冷静に見れなくなりますからね。なので純粋に楽しみたいなら自分が見たくなるまで見ちゃダメだと思います。

 

当該記事ではそれがドラゴンボールでしたが、本人がハラスメントと受け取っているくらいですから、相当なことは言われているでしょう。

私がドラゴンボールを読んだことがないということを知ると、先輩は「コンテンツ制作に携わる人間として、ドラゴンボールを読んだことがないなんてありえない!」と言ってきたのです。

引用:『ドラゴンボール』を読んだことのない僕が、先輩に反論するために全巻読了した結果 | 東京上野のWeb制作会社LIG

まあ、本人が挑発的なことを言ってこじれた可能性もなくはないですが…

そんな理由から読み始めても、単なる論破やアラ探しのための材料探しにしかなりません。例えばサイヤ人の尻尾設定も、同じ親から生まれた悟飯と悟天ですら違いますしね。時期によって設定がガバっていたりするだけで現代では叩きの材料ですよ。

 

なので、この記事を書いた人に少しばかり同情しないでもなかったりします。

来世ではフラットな目線でドラゴンボールと出会えると良いですね。