車椅子の話。

家族が車椅子ユーザーなのですけど、街中はホンッと車椅子に優しくねーなと思ったので誰かに届けーって感じで書いてみようかと。

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道路の凹凸

歩いていると気づかないレベルではあるけど、道路の凹凸は結構気になる。

タイル張りの路地とか、街路樹の根で盛り上がったアスファルトとか、歩道の乗り入れ部分の斜面とか、舗装の雑な補修とか、歩いているとぜーんぜん気づかないほんの些細な段差も、車椅子からすると結構なストレス。
下り坂+乗り入れとかもうホント発狂レベル。

 

歩行者

歩きスマホ歩きタバコは正直危険行為。言語道断です。特に歩きタバコ、呼吸器疾患持ってる人間の側だったら最悪死ぬ可能性あるからな?

あとは、一見普通に歩いているように見えて、いきなり車椅子のギリギリそばを追い越したり、追い越したあとすぐさま車椅子の前にレーンチェンジしたり、急に前に止まったり、結構やる奴いる。あと子供もね、あれ急に走ったり方向転換したり周り見なかったりするんだ。保護者の方は目を離さないでね。

ちなみに周囲に車椅子見かけたら無理に近づかず半径1.5mくらいは離れたほうが良いと思うよ。

 

エレベーター

家族が乗ってる車椅子は電動である程度大きさがあるので乗り降りには相応のスペースが必要です。左右はもちろん前後もスペース無いと身動き取れなくなるので、一見スペース開いてるように見える場合でもあんまりギュウギュウに詰めないでくださいね。

ちなみに詰めてくるのはおばちゃんが多いんですけど「ほら開いてるわよ!」と言いながらスーパーの詰め放題で食材を華麗にねじ込むテクニックをわざわざ披露してくれる。うぜえ。ちなみに詰め放題は実際やってるスーパーを見たことがない。

あと、一緒に乗り込んだ人がご丁寧に「開」ボタン押してくれることがあるんだけど、あれ押してくれる人って結構な確率で出る時位置ズレてくれないよね。酷いのになると半身くらいはドア前に出ちゃってるから通れなくなる。気持ちは嬉しいだけに、ぐぬぬ

 

駅/電車

車椅子が通れるサイズの幅広な自動改札、あれたいていホームから最短ルートの導線にあることが多いので、めっちゃ人通り多い。しかも双方向。アレは開けといてくれると非常に助かる…と思ってたんだけど、JRは駅員いる窓口の前の手動で通れる入り口があるからそこまでマストではない。

ただ手動の入り口のところでなんやかんややってるヒトはなんやかんややってるだけあって周りに気づかない。狭い。通れない。

あとは電車に乗る時、駅員さんに介助をお願いする(構内放送で「X号車乗車案内~」とか流れるアレです)んですけど、車椅子のスロープ設置した上をまたいで乗り越える方、ちょっとキツイですわ。

ちなみにコレは優しくない案件ではないんですけど、乗車案内を受けてる時、車椅子が乗り込むまでじっと待ってる健常者の方が結構いるんですけど、アレなにを待ってるんでしょうね?

 

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というわけで、とりあえずパッと思いついたのはこんな感じ。他にも色々あるけれど、私の小さい脳ではあんまり思い出せなーい。

ちなみに車椅子以外にも老人とかベビーカーとかにも有効な視点だと思うので、こんな感じの気の使い方をしたり、困ってる子連れの方を手助けすると何となく良いことをした気分になれてお得です。

 

あとコレ最重要。

私が言いたいこととして「お前ら車椅子様を崇めろ気を使え」なんてことはまったく無くて、今まで自分が知らなかった世界を見られる体験をすると、他人に話さずにはいられなくなるのでとりあえず書いてます、ということです。

 

車椅子、障害者、妊婦、怪我人、病人に優しくするのは当然のことですしね。
あ、個人的な思考として老人は対象外です。ただ老人になるとたいてい怪我人、病人、障害者に準ずる存在になるので、そういう方にはキッチリ優しくしましょう。


先日帰宅時に老人に席を譲ろうとしたら全力で断られた私との約束だ!